【2021年最新】楽天モバイルとahamoの料金や海外利用を徹底比較!!

国内最強のインフラを持つドコモのオンライン専用プランahamoの登場で料金体系が大きく変わったモバイル通信SIM。

楽天モバイルも段階制プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」の導入で下限を大幅に値下げをしたため、ahamoと悩む人も多いのではないでしょうか。

ということで、このカテゴリーでは楽天モバイルとahamoの料金プランや海外利用、テザリングなどを比較しながら注意点も併せて紹介していきます。

また、このカテゴリーではahamoだけでなく他の格安SIMとの比較もしているので、SIM選びで悩んだ時はご覧くださいませ。

楽天モバイルとahamoを徹底比較

月額0円から利用できる「楽天モバイル」と月額2,970円で国内最強回線が20GBまで利用できる「ahamo」。

海外での利用などは似ている部分があるものの、料金や使用感は大きく違うため、以下のサービス内容を知ることで迷わず選ぶことが可能です。

料金プラン

会社名	楽天モバイル	ドコモ
プラン名	Rakuten UN-LIMIT VI	ahamo
5分無料通話	Rakuten Linkで無料	標準アプリで無料
かけ放題	Rakuten Linkで無料	プラス1,100円
～1GB	0無料(0円) (2回線目は1,078円)	–
～3GB	1,078円	–
～20GB	2,178円	2,970円
～無制限	3,278円	–
データ超過後	最大1Mbps (国内パートナーエリア5GB/月超過後)	最大1Mbps
データチャージ	1GB/550円	1GB/550円
5G	◯	◯
海外利用	指定66カ国 2GBまで 着信/無料	指定82カ国 20GBまで 通話有料

どちらも分かりやすい1プランのみですが、月額2,970円で20GB固定の「ahamo」とデータ容量に応じて段階制の「Rakuten UN-LIMIT VI」を比べると全てのデータ通信量で天モバイルの方が安くなります。

20GBの利用でも、最低792円でかけ放題を含めると1,892円/月の価格差です。

そのため、エリアの差を考えても20GB近くまでデータ通信を使う以外の場合、料金的には「ahamo」はおすすめできません。

とはいえ、楽天モバイルではau回線を利用したパートナーエリア地域もまだまだ多く、パートナーエリアでは高速データ通信が、5GB/月で制限されてしまうため、自分が使うエリアは必ず確認しましょう！

また、楽天モバイルのエリアなどのデメリットは、「楽天モバイルのメリットとデメリット」で詳しく書いていますのでご覧くださいませ。

通話/SMS

	楽天モバイル	ahamo
基本通話料	22円/30秒	22円/30秒
5分かけ放題	Rakuten Linkで無料	無料
かけ放題	Rakuten Linkで無料	1,100円で追加で無料
SMS送信	Rakuten Linkで無料 3円／70文字（全角）	3円／70文字（全角）

楽天モバイルは、「Rakuten Link」アプリを使えば通話のかけ放題もSMSの送信も完全無料！

ahamoも5分通話かけ放題は標準で利用できるものの、通話かけ放題は+1,100円のオプション料金がかかります。
また、SMSの送信は毎回料金が発生するため、料金面では勝る部分はありません。

楽天モバイルは「Rakuten Link」ではなく標準通話アプリからかけてしまうと22円/30秒の通話料金が発生するため気をつけましょう！

また、「Rakuten Link」標準通話アプリと比べるとやや音質が悪く電波状況によっても差がます。

「Rakuten Link」の詳細な使い方については以下の記事をご覧くださいませ！

• 「Rakuten Link」の使い方や認証できない時の対処方法を徹底解説!!

2年間の総額

容量	楽天モバイル	ahamo
1GB未満	0円	71,280円
3GB未満	25,872円	71,280円
20GB未満	52,272円	71,280円
無制限	78,672円	–
かけ放題+20GB未満	52,272円	97,680円

データ容量に応じで2年間の総額を出してみました。

ahamoは段階制のプランではないため、20GB未満で合わせてみると

• 20GB未満→19,008円
• かけ放題+20GB未満→45,408円

と楽天モバイルとahamoで2年で最大45,408円の差が付きます。

20GB未満でデータ通信をする場合、この差額をエリアの差と考え優先順位をつけて選ぶと良いでしょう！

初期費用

楽天モバイルとahamoともに以下の事務手数料が完全に無料です。

2年縛りなどの制約も一切なく、新規契約から解約/MNP転出まで無料のため、気軽に乗り換え可能です。

ahamoは、故障以外のSIM発行手数料が2,200円かかります。

電波/エリア

4G	楽天モバイル	ahamo
Band 1/2.1GHz	–	◯
Band 3/1.7GHz	◯	◯
Band 18/800MHz	パートナーエリア	–
Band 19/800MHz	–	◯
Band 21/1.5GMHz	–	◯
Band 28/800MHz	–	◯
Band 42/3.5GHz	–	◯

5G(Sub6)	楽天モバイル	ahamo
n77/3.6～3.7GHz	◯	–
ｎ79/4.4～4.9GHz	–	◯

5G(ミリ波)	楽天モバイル	ahamo
n257/27.00～29.50GHz	◯	◯

国内4Gエリアは圧倒的にahamoが優位です。

というのも、楽天モバイルが人口カバー率で2021年夏に99.6％(見込み)のところ、既に99.9％以上達成しているためです。

しかも、楽天モバイルは浸透率の悪い17.GHz帯しか帯域を保有してないのに対して、ahamoは、浸透率が800MHz帯のプラチナバンド他多数の帯域を利用できるため、同じエリア内でもビルの1階や地下が繋がりやすいといえるでしょう！

また、楽天モバイルではエリア外の地位で、au回線のローミングは利用できますが、高速データ通信が5GB/月を超過すると最大1Mbpsに通信速度が制限されてしまうため、月間5GB以上の利用をしたい場合エリアの確認は必須です。

詳しくは利用する地域によって異なるため、公式サイトの

• 楽天モバイルのエリア
• ahamo(ドコモ)のエリア

を利用し契約前に必ず確認しておきましょう！

通信速度

楽天モバイルとahamoのどちらも、MVNOの格安SIMと違い、お昼や夕方など利用者が多い時間帯でも速度が落ちることなく安定して高速データ通信が可能です。

ただし、「みんそく」での平均的なスピードでいうとドコモ回線の方が上回るので、より速いデータ通信速を求める場合、ahamoの方が良いでしょう！

テザリング

テザリングは楽天モバイルもahamoも追加料金無しで好きなだけ利用できます。

ただし、データ容量は、

• 楽天モバイルが無制限
• ahamoは20GBまで

と差があるため、テザリングでPCに接続する場合、使い方によってはスマホより多くデータ量を消費する可能性が高いことから無制限で利用できる楽天モバイルの方が相性が良いでしょう。

また、無制限の利用を上手く利用すれば光などの固定回線を解約して楽天モバイルだけで運用することも可能です！

楽天モバイルのテザリングを使い固定回線代わりにする方法は以下の記事をご覧くださいませ。

• 楽天モバイルのテザリングで固定回線代わりにする方法を徹底解説!!

eSIM対応

楽天モバイルがeSIMに対応している一方、ahamoはeSIMに非対応。
そのため、ahamoでは現状nanoSIMのみ利用可能です。

しかし、eSIMに対応しているスマホは「iPhone」や「Google Pixel」などの極一部のみ。
SIMカードは挿入せずWEBからデータを端末に書き込むことでSIMとして利用できる「eSIM」は一見便利そうに見えますが、別の端末に切り替える時にも手続きが必要になるため、現段階ではあまりメリットはありません。

また、ドコモからの乗り換えで「Ver.3」以降のSIMを利用している場合、SIMを交換せずに利用可能です。

ahamoはeSIMを検討中

海外利用

海外での利用においては、楽天モバイルもahamoも追加料金を払わず利用できるため、国内の通信サービス断トツのツートップ！

比べてみるとahamoの方が対応地域が多くデータ通信も20GBまでと圧倒的な性能です。

対して楽天モバイルは高速データ通信が2GBまでしか無料で利用できませんが、通話やSMSの使い勝手が以下の表のように抜きに出ているので、

• 通話とデータ通信のバランスなら楽天モバイル
• データ通信重視ならahamo

といえるでしょう。

通話	楽天モバイル	ahamo
日本→日本	Rakuten Linkで無料	5分無料
海外→日本	Rakuten Linkで無料	国・地域別従量課金
日本→海外	国・地域別従量課金 Rakuten Link同士のみ無料	国・地域別従量課金
海外→海外	国・地域別従量課金 Rakuten Link同士のみ無料	国・地域別従量課金
海外での着信	Rakuten Linkで無料	国・地域別従量課金

楽天モバイルの海外での通話の凄いところは、海外から日本へかけた時や海外での着信が「Rakuten Link」経由で無料になる点。

しかも、「Rakuten Link」を利用し、月額980円の国際通話かけ放題に加入すれば、日本や海外からの海外指定66の国と地域への発信も無料になります。

競合他社でもここまで優れたサービスはないので、海外で通話を利用した場合、唯一の選択肢になるでしょう！

iPhoneの場合、2021年6月24日以降海外での着信/SMSが有料になります。

SMS	楽天モバイル	ahamo
日本→日本	Rakuten Linkで無料	3円／70文字（全角）
海外→日本	Rakuten Linkで無料	100円（不課税）/70文字（全角）
日本→海外	Rakuten Linkは海外指定66の国と地域：0円 その他の地域：100円（不課税）/70文字（全角）	100円（不課税）/70文字（全角）
海外→海外	Rakuten Linkは海外指定66の国と地域：0円 その他の地域：100円（不課税）/70文字（全角）	100円（不課税）/70文字（全角）
海外での受信	Rakuten Linkで無料	無料

LINEやSNSが普及しているので、SMSの利用機会はほとんどないため、通話に比べるとインパクトはないものの、SMSを無料で利用できるの楽天モバイルのみ！

キャンペーン

キャンペーンに関しては圧倒的に楽天モバイルが優勢で、

• 3ヶ月無料
• MNPでSIM契約で最大20,000P還元
• Android購入で最大25,000P還元
• iPhone購入で最大20,000P還元
• Rakuten Miniが一括1円

などかなりお得に利用できるキャンペーンが用意されています。

ドコモは既に利用できない、先行エントリーキャンペーンで最大6,000P還元キャンペーンぐらいしかありません。

料金プラン同様、料金面では楽天モバイルは他社を圧倒していますね！

楽天モバイルのキャンペーンの詳細が知っりたい場合は以下の記事をご覧くださいませ！

• 楽天モバイルの最新キャンペーン情報まとめ!!

対応端末

OS	楽天モバイル	ahamo
iPhone	iPhone6s以降 (iOS14.5以上)	iPhone6以降 iPhone6は番号通知不可
Android	普通	多い

2021年4月27日に楽天モバイルがiPhoneに正式対応したため、iPhoneでは利用できるスマホで殆ど差はありません。

Androidスマホの場合、動作確認済みのモデルでは大きな差はありませんが、楽天モバイルが1.7GHzのバンド3しか利用できため、海外のスマホなどを含めるとahamoのが対応モデルは多いです。

お手持ちのスマホが対応しているか調べ方は、

• 楽天モバイル→「ご利用製品の対応状況確認」
• ahamo→「対応端末一覧」

からご覧くださいませ。

また、楽天モバイルはAIチャットで機種名を入れるだけで簡単に調べられるのでかなり便利！

楽天モバイルもahamo(ドコモも含む)も公式で販売されているモデル以外は動作確認がされていても動作保証ではないため、基本的には自己責任になります。

また、販売されているスマホには関してahamoの場合、

• iPhone 11
• Xperia 1 Ⅱ
• Galaxy S20 5G

の3モデルしかないため選択肢は楽天モバイルの方が多いです。

楽天モバイルで販売されているスマホについては以下の記事をご覧くださいませ。

• 楽天モバイルの安いおすすめのスマホ

サポート

種類	楽天モバイル	ahamo
新規申し込み	WEB/店舗	WEB/店舗
機種変更	WEB/アプリ/店舗	WEB
オペレーター	電話/チャット	チャット

楽天モバイルとahamoは、ドコモのような店舗での無償サポートは受けられません。

ahamoの場合、2021年4月22日より「ahamo WEBお申込みサポート」と「ahamo WEBお手続きサポート」の2つのみ3,300円の有料でドコモショップでサポートを受けることが可能。

また、チャットの質はahamoの方が高く、楽天モバイルだと精度も低く、数日待たされることもあるため、何かわからないことがあれば自分で調べた方が速いです。

大手キャリア(ドコモ/au/ソフトバンク)並のサポートは、オンライ専用プランや格安SIMではありえないので自力で解決する前提で契約しましょう！

楽天モバイルの店舗対応は新規/機種変更のみ！

楽天モバイルとahamoどっちがおすすめ？

楽天モバイルとahamoでは以下のような違いがあるため、自分に当てはまる方を選択しましょう！

これらの特徴からどのような使い方が向いているのか紹介していきます。

1～3GB未満/月か無制限利用なら「楽天モバイル」

楽天モバイルはどんな使い方をしても最安ですが、1～3GBまでのデータ通信量か無制限利用する人には特におすすめです。

1～3GBまでの利用の場合、

• 0～1,078円で運用
• パートナーエリアの5GB/月に引っかからない
• 通話もかけ放題

というahamoに限らず圧倒的に安い価格で利用できます。

また、無制限プランでも規制が10GB/日以上使わないと入らないうえ、

• 制限中でも3Mbps
• 日付変更でリセット
• テザリング制限なし

という非常に緩い制限のため、データ使い放題で楽天回線エリア内なら一択と行って良いほど強力です。

海外でも国内への通話かけ放題+2GBデータ通信が追加料金無しで利用できるのもGOOD

電波/エリアと海外データ通信で選ぶなら「ahamo」

ahamoは、1プランしかないため、10GB以上利用する人で、電波/エリアのプライオリティーが高い人におすすめ！

国内最高クラスのエリアと安定度を誇るドコモ回線を利用していることに加え、

• 海外で20GBでのデータ通信利用可能
• +1,100円でかけ放題

競合のオンライン専用プランと比べてもかなり優位なためフリーランスなど仕事で使う人に最適！

Rakuten Linkの通話と比べると品質が高いので仕事向き！

楽天モバイルとahamoのまとめ

	楽天モバイル	ahamo
料金プラン	0～3,278円	2,970円
5分かけ放題	Rakuten Linkで無料	無料
かけ放題	Rakuten Linkで無料	1,100円追加で無料
申し込み方法	WEB/店舗	WEB/店舗(有料)
eSIM	対応	検討中
サポート	電話/チャット	チャット
手数料	新規/解約/MNP転出/SIM発行が無料	新規/解約/MNP転出が無料

楽天モバイルとahamoの比較をまとめると、

• 料金では全ての面で楽天モバイルの圧勝
• 電波/エリアや通話品質はahamoの圧勝
• 海外利用はどちらも強力

と被っているのは利用頻度の少ない海外だけなので、綺麗に棲み分けができています。

楽天モバイルもahamoも契約から解約/MNP転出まで事務手数料が無料なので気軽に乗り換え可能です。

楽天モバイルへMNPで乗り換える手順は以下の記事をご覧くださいませ！

• 楽天モバイルへMNPで転入(乗り換え)の手順を注意点を含めて徹底解説!!